
美と健康のコラム Vol.12
問題です。
体に流れているものは何でしょう?
正解は、
西洋医学的に、体に流れているものは、「血液、リンパ液、脳脊髄液」です。
東洋医学的には、「気・血・水」が流れているとされています。
これらが滞りなく流れている状態が健康、滞っている状態が病んでいることになり、気が病むことを、病気と呼びます。
では、これらを流すには、どうすればよいのでしょうか?
一般的には、栄養・運動・睡眠・心(ストレス)をそれぞれ適度に調整える事が良いとされています。
整体の世界では、これに加えて、「姿勢」を整えることが大切な要素とされています。
(上の図左参照)
姿勢で重要なポイントは、適度な腰の反り(腰椎前弯)の維持です。
腰椎は、5つあり、この反りがあるからこそ、上半身を骨で支え、力を分散する構造になっています。
特に、座っている時に腰の反りが無くなると、腰回りの筋肉が緊張し、血流不足から、腰痛、椎間板ヘルニアのリスクが高まります。
また、みぞおちの奥にある、太陽神経叢(たいようしんけいそう:内臓の神経の集まり)が圧迫され、自律神経の乱れを起こし、胃腸障害を始め、様々な不調を起こす原因となります。
さらに、腰椎の後弯は、連動して円背(猫背)となり、第7頸椎付近にある、星状神経節の圧迫から、肩こりや、首の痛み、しびれ、めまい等を引き起こします。
(上の図右参照)
姿勢を正して、「流れ」を良くして気が病まないよう予防しましょう!!
☆☆☆あとがき☆☆☆
最近、前転や側転をするとめまいが起こります。
気分が悪くなり、食事もできなくなる時もあります。
日常生活ではめまいはおこりません。
医師の友人に相談したところ、「加齢」との事(涙)
「どうすればいい?」と聞くと、
「前転や側転をしなければいい」
との事。
確かに。。。(笑)