
美と健康のコラム Vol.20
最近、ビーガン(完全菜食主義)という食生活をされている人やグルテンフリー(小麦などの穀物食品のグルテン制限)をしている人をメディアで見聞きします。
一方で長寿の方に肉食をされている方が多くおられるとのこと。
今回は「肉食」についてのコラムです。
「長生きしたけりゃ肉は食べるな」という本が以前話題になりましたが、最近では、肉食も見直されています。
・新型栄養失調を防ぐ65歳以上の高齢者の肉食のすすめ
”体によい食生活”と聞くと、「肉よりも魚を」とか「コレステロールが心配で脂身の多い肉は控えて」など肉を避けた、いわゆる粗食をイメージする人も多いのではないでしょうか?しかし、最近では、病気と老化を防ぐには、肉を食べることが必要との研究発表が増えてきました。
・新型栄養失調とは?
私たちは、40~70歳の30年間に、食べる量が25%程度減っていくそうです。同時に年齢が上がるにつれて、体内のたんぱく質は減ります。その状態で粗食を続けると、体をつくるのに必要なたんぱく質が不足し、「新型栄養失調」となり、老化を早めることになります。
・うつ、睡眠にも影響!
肉類に含まれるたんぱく質は、骨や筋肉をつくるだけでなく、血液・血管・臓器など全身を健康に保つために、欠かすことのできない栄養素です。また、うつ、睡眠に関与する、セロトニン、メラトニンというホルモンの多くは、動物性たんぱく質から作られるため、不足すると、うつ病や、不眠症等の睡眠障害が起こることもあります。
さらに、肉に含まれる脂質には摂取すると、すぐエネルギーに変わるという性質もあり、食べる量が減るシニア世代のエネルギー源として欠かせません。
もちろん、肉ばかりでなく、野菜や豆類などをバランスよく摂ることも大切ですし、日々、軽い運動を取り入れ、筋肉を維持すれば、様々な病気のリスクも下がり、長寿に繋がります。
・ダイエットにも効果あり!
糖質制限のみをするよりも、たんぱく質を50g増やした方が瘦せやすく、リバウンドが起こりにくいとのデータがあります。たんぱく質の摂取により、筋肉量を増やすと、代謝が上がるためです。
とはいえ。。。
人には様々な考え方や体質があり、個人のライフスタイルに合った食事を選択してください。
☆☆☆あとがき☆☆☆
院長の私は普段ほとんど牛肉を食べません。
鳥肉か豚肉がほとんどです。
たま~に焼肉屋で上等の牛肉を食べたりしますが、決まってお腹を壊します(涙)
高級食材が体に合わない安上がりな私です。。。